外付けSSDでHFS+とAPFSのベンチマークを取ってみました

HFS+とAPFSで速度差が、どの程度、現れるか確認するためにベンチマークを取ってみました。使用したソフトは、Blackmagic Disk Speed Testです。外付けなので、内蔵とは傾向が異なる可能性はありますが、自分の環境での違いを見たいので計測してみました。

ベンチマークの結果

Thunderbolt接続の外付けRAID 0のSSDで計測してみました。

Write
APFS: 615.3 MB/s
HFS+: 610.5 MB/s

Read
APFS: 758.0 MB/s
HFS+: 753.6 MB/s

早くなっていると言えば、早くなっていますが、測定誤差の範囲とも言えそうです。何度かやっている間には、APFSよりも早い結果が出て事もありました。

APFSの結果

HFS+の結果

考察

外付けのSSDでの計測結果は、確かに早くはなっていますが、測定誤差と言える範囲の改善です。APFSでのメリットは、ベンチマークで測るようなI/Oではなく、本当に書き込みが必要になるまで書き込みを行わないなどの、仕組み面にあると思います。SSDで本当のWrite操作を行う回数を減らすということは、SSDの寿命にもつながってくる話だと思います。HDDにとっては、あまり関係無い部分なので、HDDについてはユーザーの判断に任せ、SSDの内蔵については自動的に変換するという仕様になったのかもしれません。単純に必要な実装が間に合わなかったというだけかもしれませんが。Fusion Driveでもサポートされていないですし。単純に実装が間に合わなかったのかな?

機能面に目を向けてみれば、暗号化やスナップショット、クラッシュに対する保護、最大ファイル数の増加などHDDにとっても良い機能がありますね。

macOS 10.13の初期ではFusion Driveもサポートされないなど、実装面での不十分さがありますが、将来のバージョンではHFS+と完全に置き換わって、HDDやFusion Driveでも使われるファイルシステムになっていくことでしょう。

お知らせ

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プロフィール

林 晃
アールケー開発 代表
NPO法人MOSA 常任理事
ソフトウェアエンジニア

2005年にアールケー開発を開業し、企業から依頼を受けて、ソフトウェアを受託開発しています。macOSやiOSのソフトウェアを専門に開発しています。ソフトウェア開発の他に、技術書執筆、セミナー講師、オンライン教育コンテンツ開発などを行っています。

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