ベンチマーク結果を追加しました
以前から気になっていたことなのですが、Mac Pro Late 2013 と MacBook Pro 2016のどちらをメインにして仕事を進めるのが良いのだろうかということが気になっていました。もちろん、操作性や拡張性など、速度面以外にも検討すべき点は多くあります。しかし、ディスプレイサイズについては、外部ディスプレイを接続すれば問題無いですし、周辺機器についても、必要なときと必要ないときがあり、コーディング中は沢山は使わないので、一番、考慮すべきはビルド速度だなと思いました。
そこで、自分が日頃ビルドしているアプリのビルド時間を比較してみることにしました。比較したマシンのスペックは以下の通りです。なお、OSはmacOS 10.13 High Sierra、ストレージは内蔵SSD、APFSです。
MacBook Pro 2016
- MacBook Pro 15-inch 2016
- 2.9 GHz Intel Core i7
- 16GB RAM
Mac Pro Late 2013
- Mac Pro Late 2013
- 3.7 GHz Quad-Core Intel Xeon E5
- 32GB RAM
ビルド時間は次のようになりました。
MacBook Pro : 4分35秒
Mac Pro : 6分03秒
自分が日頃行う作業では、MacBook Proの方が早いという結果になりました。
この違いはどこから?
この2つのマシンのビルド時間の違いはどこから来ているのか?ということが気になったので、ベンチマークを行ってみました。すると、CPUとSSDのアクセス速度がともにMacBook Proの方が速いという結果になりましたが、CPUの速度差よりも、SSDのアクセス速度の違いが大きく見られました。ディスクアクセスが多い操作のときには、大きな違いが出そうです。
Blackmagic Disk Speed Test
Write Mac Pro : 1157.2 MB/s MacBook Pro : 1466.2 MB/s Read Mac Pro : 1466.2 MB/s MacBook Pro : 2266.3 MB/s
Geekbench 4
Single-Core Score Mac Pro : 3968 MacBook Pro : 4676 Multi-Core Score Mac Pro : 14409 MacBook Pro : 15644