ARKitで物体検出のためのスキャンの背景

ARKitで物体検出を行うためには、先に物体をスキャンしておいて、特徴点データを作っておく必要があります。

よりよいスキャンのためにはどうするのが良いのか?については、ARKitのサンプルコードの中で次のような記載があります。

– Light the object with an illuminance of 250 to 400 lux, and ensure that it’s well-it from all sides.

– Provide a light temperature of around ~6500 Kelvin (D65) – similar with daylight. Avoid warm or any other colored light sources.

– Set the object in from matte, middle gray background.

Scanning and Detecting 3D Objects – Configure Your Physical Environment to Enhance Object Scannning より

3番目の背景をミドルグレーにするとということについてですが、何かちょうど良い物があるかな考えてみました。

試してみて、手軽にできるなと思ったのがこれです。

工作用紙
工作用紙

小学校のときに工作で使ったことがある工作用紙です。この裏面がちょうどグレーで光も反射しない感じなので使えるかなと考えました。

1枚はそのまま敷いて、もう1枚を90度曲げて自立できるようにしました。

手作り感満載ではありますが、特徴点を抽出するときに余計なものが写り込まず、特徴点を抽出できる感じです。写真の物撮りと同じようにラフ版や白い紙とかで光を調整して影を消した方がもっと良いかもしれないです。

この記事は「基礎から学ぶ ARKit」の制作の裏側を紹介するメイキング記事です。「基礎から学ぶ ARKit」はARKitのAPIを使ったアプリ開発を解説する技術書です。

[clink url=https://www.rk-k.com/archives/work/learn_arkit]

著書紹介

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この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
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Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

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