Combine入門 | CombineでTimer処理を行う方法

TimerもCombineに対応しています。Timerで定期的に実行される処理をCombineを使って設定出来るようになっています。

この記事ではTimerの処理をCombineで行う方法についてです。

Combineが初めての方は、次の記事もご覧ください。

Combineを使って処理を書く

TimerからPublisherを取得して、Subscriberと接続します。この点はNotificationと組み合わせる場合と同じです。

しかし、以下の違いがあります。

  • Timerのpublishメソッドはスタティックメソッドであり、インスタンスメソッドではない
  • Timer.PublisherはConnectablePublisherになっている

コードで確認してみます。

ユースケース

次のような処理を行いたいと思います。

  • 0.1秒ごとに日時をラベルに表示する
  • ラベルに表示する処理はCombineを使って書く

実装したコード例

import UIKit
import Combine

class ViewController: UIViewController {
    
    @IBOutlet var dateLabel: UILabel!
    var updateLabelCancellable: AnyCancellable?

    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        
        // Combineでタイマーを作る
        updateLabelCancellable = Timer
            .publish(every: 0.1, on: .main, in: .common)
            .autoconnect()
            .sink(receiveValue: { (date) in
                // 表示する文字列を作って表示する
                let formatter = DateFormatter()
                formatter.dateStyle = .none
                formatter.timeStyle = .medium
                self.dateLabel.text = formatter.string(from: date)
            })
    }    
}

autoconnectメソッド

ConnectablePublisherなので、Subscriberが呼ばれるためには、connectメソッドかautoconnectメソッドで明示的に接続する必要があります。

Appleのリファレンスではautoconnect()メソッドを使っていたので、同じくautoconnectメソッドを使いました。

ConnetablePublisherは、データが生まれて、データフローができるタイミングが、CombineのPublisherとSubscriberのタイミングとは別のタイミングであるときに、使用するようです。

投稿者プロフィール

林 晃
林 晃アプリ開発者
アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けのアプリ開発が好きなアプリ開発者。アプリの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。3DCGコンテンツ作成にも取組中です。

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