AppCodeというIDEがあります。Xcodeと併用して使用するIDEで、iOSやmacOSのアプリを書くためのIDEです。もちろん、SwiftとObjective-Cに対応しています。TwitterでAppCodeのことが流れてきて知りました。
今日、使い始めたばかりですが、実に良いと感じています。
何が良い?
テキストエディタの機能が強力です。ビルドエラーがあると、Xcodeの場合、該当する行のところに印が表示されます。AppCodeの場合は、ピンポイントにエラー箇所がハイライト表示されます。たとえば、定義されていない変数であれば、その変数が赤くハイライト表示されます。
一目でどこが問題化がわかり、そのハイライト箇所にカーソルを移動すれば、エラー内容がポップアップ表示されます。
別のプログラムのコードを移植している作業の中で、依存関係にあるファイルの一部を使用しないようにしつつ、クラスを置き換えるなどの作業をしていると、ビルドしなくても、エラーになる場所がハイライト表示されるので、修正するべき場所が分かり、直ぐに直せます。
また、インポートが必要なヘッダを自動的に検出くれるという機能も優秀です。コードを書きながら、ある変数を使用するようにコードを変更したときに、そのヘッダファイルをインポートしていなかったのですが、変数を書いた直後に、インポートが必要と指摘され、さらにインポート文をショートカットで自動挿入してくれました。
使いにくいところは?
ファンクションキーを多用するようなショートカットが使いにくいです。とはいっても、私がHHKBを使っているからですが。HHKBはファンクションキーは「Fn」キーと組み合わせて入力します。
後は、コマンドキー + 上矢印で、ファイルの先頭に移動しないのが分かりにくいです。ホームキーを使う必要があります。(これもHHKBはショートカットの組み合わせなので使いにくい)
しかし、ショートカットについては慣れれば良いだけなので、AppCodeの問題でありません。
使い続けるか?
機能がかなり豊富なので、直ぐには全容がつかめません。しかし、上で書いたような所だけでも、私にとっては価値が高いです。少しでも効率が上がられば、その積み重ねは膨大になります。とりあえず、Free Trial期間中使って見て、継続して使えないと思うような大きな問題が出ない限りは、サブスクリプションに登録しようと思います。
どんな機能に出会えるかがとても楽しみなIDEです。
AppCodeについてはこちら。
JetBrains AppCode