リモートグラフィカルログインの設定

SUSE Linux 9.2でグラフィカルログインをできるようにする設定をまとめました。設定する箇所は2カ所です。

グラフィカルログインを有効にする

YaSTを使用して、グラフィカルログインを有効にします。YaSTで「セキュリティとユーザ」カテゴリの「セキュリティの設定」を開きます。

「ログインの設定」パネルが表示されるまで「次へ」をクリックします。「ログインの設定」パネルが表示されたら、その中の「リモートグラフィカルログインを有効にする」にチェックを入れます。
残りの設定はそのままで構いません。
ログインの設定

ファイアウォールの設定

ファイアウォールの設定を変更して、UDPの177番ポートを開きます。
YaSTで「セキュリティとユーザ」から「ファイアウォール」を開きます。各ポートの設定画面が表示されたら、「エキスパート」をクリックします。
表示されたダイアログのUDPの欄に177を追加します。
付加サービスの編集

テスト

別のマシンからログインできるかテストします。Mac OS Xを例に挙げると、次のようにして接続します。

/usr/X11R6/bin/X -query 192.168.11.11

(※192.168.11.11はサーバのアドレスです)
正しく設定されていれば、SuSE Linuxのログイン画面が表示されます。
標準の設定ではリモートグラフィカルログインではrootユーザではログインできません。この設定を変更したいときは、YaSTの「システムカテゴリ」の「/etc/sysconfigエディタ」を使用します。
/Desktop/Display Managerの「DISPLAYMANAGER_ROOT_LOGIN_REMOTE」の値をyesに設定します。

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この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
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Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

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