Bitbucket Serverをv5.3.0にアップデートしたところ、Gitのバージョンが古いというエラーが出てしまいました。確認すると、Git v2.2以降が必要になったのですが、CentOS 7でyumを使ってインストールされるGitはv1.8だったのです。そこで、ソースコードインストールを行うことにしました。
◆Gitのソースコードインストールの手順
公式サイトに手順が書かれているので、それに従ってインストールします。一部、自分の環境に合わせて追加操作がありました。
Gitの公式サイトはこちら。
(1) 依存関係のあるパッケージをインストールする。
$ yum install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel
(2) 公式サイトに掲載されていたのは(1)なのですが、途中で足りないというエラーが出てしまったので、以下の様にして追加インストールします。
$ yum install perl-ExtUtils-MakeMaker
(3) ソースコードをダウンロードして、ビルドします。この記事を書いた時点での最新版は「git-2.14.1.tar.gz」でした。
$ tar -zxf git-2.14.1.tar.gz
$ cd git-2.14.1
$ make prefix=/usr/local all
(4) 依存関係のあるパッケージをインストールしたときに、git v1.8がインストールされてしまうので、削除します。
$ yum remove git
(5) ビルドした最新版をインストールします。
$ sudo make prefix=/usr/local install
これでインストール出来て最新版に上がるのですが、単純に「git」と入力したときに削除した方のパスを参照してしまい、「/usr/bin/git」が無いというエラーが出てしまいました。他の方法もあると思いますが、手っ取り早く再起動すると直りました。
そして、Bitbucket Server v5.3.0も正常に稼働しました。