Mac OS Xが登場するよりも遥か昔、MacのOSはMac OSと呼ばれていて、それよりも古い頃になると漢字Talkと呼ばれていました。この当時、プログラマーでなくても使っていた有名なツールに「ResEdit」というものがありました。
ResEditはリソースフォークを編集するためのツールです。当時、Macのファイルはリソースフォークとデータフォークを持った複数のフォークで構成されていました。データフォークは通常のバイナリデータが格納され、リソースフォークにはタイプとIDで構成される構造化されたデータが格納されていました。
アイコンやメニューバー、文字列といった情報はリソースフォークには格納して使うのが一般的で、ResEditを使うと、これらを編集できるので、自分の好みでOSやアプリをカスタマイズしたり、日本語に対応していないアプリの日本語リソースを有志で作って、配布するなどもありました。
私も初めて作ったWebサイトは、ResEditの日本語の解説だったのも思い出です。
そんな、ResEditのアイコン。何となく愛嬌があるもので、ピエロのようなアイコンです。これに思いがけず、再会しました。
なぜか、Excelのファイルを開こうとして、Finderでコンテキストメニューから「このアプリケーションで開く」からExcelを選択したら、突然、このアイコンになりました。
ExcelかOSのどちらかに残っているのでしょう。
オリジナルを見たことがない方は、これを見ても、ピエロには見えないでしょう。是非、画像検索で「ResEdit」を検索してみてください。
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