Lion ServerのWiki Serverで作成できる項目には次の3種類があります。
- Wikiの記事
- ファイル
- ブログの記事
それぞれの違いについて、調べてみると、次のような感じになっているようです。
Wikiの記事
Wikiの記事。情報では一覧表示されるが、ブログのように日時に基づいて内容も含めて一覧表示はされない。
ファイル
表示内容はアップロードしたファイルの内容からプレビューが作成される。PDFでは、先頭5ページが読み込まれて表示される。それ以降のページも表示可能。ダウンロードボタンも表示され、ファイルを共有する目的で使用する。共有についてはファイル単位で指定可能。記事内に説明書きを入れるなどはできないので、コメントで残すなど工夫する必要がある。タイトルはファイル名が使われる。
ブログの記事
ブログなのでアップロードした日時に基づいてソートされ、内容も含めて一覧表示される。共有については記事単位ではなく、ブログ単位で指定する。
共通機能
いずれも、タグ、関連づけ、コメント、履歴が残るようになっています。変更通知も項目単位で設定可能。
感想
共有の範囲をサーバーのアカウントに基づいて決められるので、外部公開用途よりも、内部での情報共有に向いているように思えます。また、バックアップについてもTimeMachineで自動的に行える点が良いです。大規模な用途やエンタープライズ向けの用途としては機能不足な面もあると思いますが、中小規模では使い勝手が良いのではないかと思います。大規模用途だとクラウドベースでエンタープライズ向けに開発されたWikiやECMを使うべきだと思います。