Mac OS Xで使用される環境変数を設定するには、次の2通りの方法があります。
(A) 「.bash_profile」ファイルで設定する
(B) 「environment.plist」ファイルで設定する
(A)の方法は、ターミナルで使用する環境変数を設定するために使用します。
「~/.bash_profile」ファイルを作成し、次のような内容を記述します。
[cc]
export PATH=/usr/local/bin:$PATH
[/cc]
この例では「PATH」変数の先頭に「/usr/local/bin」を追加しています。「PATH」変数は、ディレクトリを「:」で区切ります。
(B)の方法は、「loginwindow」によって使用される環境変数、つまり、通常のアプリケーションで使用される環境変数です。「~/.MacOSX/environment.plist」ファイルを作成し、プロパティリストで、キーを変数名、値に変数の値となるように記述します。
(B)の方法で設定した値は、ターミナルで使われる環境変数にも追加される形で反映されます。
ただ、(B)の方法は、既存の変数に値を追加することを意図して「$PATH」などと書いても、「$PATH」になってしまい、変数の値が展開されないので注意が必要です。
また、設定した値を反映するには、再起動する必要があります。ログアウトでも反映されるかと思ったのですが、Snow Leopardで試してみると、ログアウトしただけでは変更が反映されませんでした。
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