執筆ツールとしてWikiServerを使ってみる

ここ最近、どうも執筆ツールとしてテキストエディタがしっくりこない気持ちになっていました。新しいテキストエディタや他のソフトがないものかと検討してみたのですが、意外にWikiが良いかもしれないと思えてきました。
私の仕事は、主にソフトウェアの開発と書籍や連載記事の執筆です。他にも講演やセミナーで講師をするときなどは、その資料の作成や原稿の執筆などもあります。ソフトウェアの開発で使用するツールも常にもっと良いものがないかと定期的に探してみては、新しいツールを試してみるということを行っていますが、今日は執筆に使用するツールを検討してみました。
まずは、テキストエディタ。なんだかんだで同じエディタをずっと使っているのですが、今日、読み終えた仕事術に関する書籍により、複数のマシンで同期がとれないのはどうにも効率が悪いということに気がつきました。私のメインの執筆マシンはMac Proなのですが、全体の3割程度はMac Book Airで書いています。そうすると、この2台の間だけでも同期が必要で、以前は、ファイルサーバーにファイルを置いて、それを編集するという方法をとってきました。しかし、この方法は、同期はとれるのですが、編集履歴が残らないので、間違った操作をしたときに、復活できないという弱点があります。気をつけていても、疲れていると操作ミスをしてしまい、誤ってファイルごと削除してしまい、書き直しになったこともあります。
次に行った方法はSubversionのリポジトリで管理するという方法です。これはなかなか快適だったのですが、ファイル名に日本語を使ったときに、文字によっては誤作動するという問題が起きました。この問題はMac版だけで起きる問題で、ファイルシステム上でのUnicodeの合成文字などの扱いに起因しているようです。ファイル名の付け方を気をつければ良いのですが、あまりこういった制限は設けたくないというのが本音です。
次に試したのが、ECMを使う方法です。エンタープライズで使われるものを選択したのですが、これも最初は良かったのですが、日本語のプレビューが文字化けするという問題や検索で日本語のヒット率が悪いなどの問題が起きました。そして、フォルダやファイルといったファイルシステムの考え方が色濃く出ているシステムだったので、ドキュメント中心で使うには、どうも使い勝手が悪いように思えてきました。
そして、現在、試しているのがWikiを使った方法です。Wikiを使うと自動的にバージョン管理してくれるので、間違った操作をしたときも戻せる上、保存と同時に同期されている点も扱いやすいです。ただ、弱点がないわけでもなく、特にテキストの整形関連の機能は皆無なので、テキストエディタとの併用は続いています。関連する資料などをリンクできる点などはテキストファイルベースでやっていたときよりも便利です。ファイルを添付できることも便利ですが、書籍の原稿で使う画像ファイルの場合は大量になるので、Wikiには向かないと思いました。原稿で使う画像ファイルは当面はSubversionのリポジトリ管理にしようと思っています。

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この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
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Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

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