NSURLクラスのフラグメントの解釈

NSURLクラスの「fragment」メソッドは、URLのフラグメントを返してくれます。ただ、その動作は「#」以降をすべてフラグメントとして解釈するとなっているようです。
例えば、「https://www.rk-k.com/test.html#name=10?from=browser」というURLがあった場合、「fragment」メソッドと「query」メソッドの戻り値は次のようになります。
fragment : name=10?from=browser
query : nil
RFC 1808では、URLを次のように定義しています。
<scheme>://<net_loc>/<path>;<params>?<query>#<fragment>
つまり、定義的には、フラグメントは最後にあるべきで、クエリーはフラグメントよりも前にあるべきということです。そのため、「https://www.rk-k.com/test.html?from=browser#name=10」というURLでは、次のように値が戻ります。
fragment : name=10
query : from=browser
プログラム中でフラグメントを解釈するとき、クエリーが含まれているかもしれないことを注意しなければいけないようです。

著書紹介

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
-
Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

目次