UIWebViewの置き換えは、通常はWKWebViewです。しかし、使っている場所の要件によってはSFSafariViewControllerでも十分な場合があります。
どちらに置き換えるかは要求仕様で決まる
どちらに置き換えるべきかは次のように考えれば良いでしょう。
- ページが読み込まれたタイミングで何かを行いたい。
- 読み込んだページや読み込もうとしたページのURLを知りたい。
- 表示中のページに対してJavaScriptを実行したい。
上記のどれかに当てはまるときはWKWebViewを使用するべきです。というよりも、SFSafariViewControllerでは実装できません。
本当にその仕様は必要ですか?
「ページが読み込まれたときに何かを行いたい」の「何か」は本当に必要ですか?
例えば、特定のURLやJavaScriptでビューを閉じたいだけだったりしませんか?それであれば、SFSafariViewControllerを使って、「閉じる」ボタンをナビゲーションバーに配置するだけでも十分ではないでしょうか。
ログイン画面を表示していて、特定のURLが来たら成功と見なして閉じたいという場合もあるでしょう。この場合、特にOAuth2ならばリダイレクト先をCustom URL SchemeのURLにすれば、UIApplicationDelegateで知ることができます。この場合も、SFSafariViewControllerで表示するURLを指定するときに、リダイレクト先を渡す様にすれば、SFSafariViewControllerで実装できます。
ブラウザを起動するのは本当に良い?
新規アカウント作成とかで、Safariを起動するようにするという方法もあります。しかし、これには注意した方が良いです。ユーザーエクスペリエンスを考えたときに、本当に良いでしょうか? その後、作成したアカウントでアプリにログインしますよね? ということはアプリとブラウザとを行き来することになります。
Safariを外部起動するくらいなら、SFSafariViewControllerをシート表示してアカウント作成ページを表示してしまってはいかがでしょうか。