DENONのDRA-100というネットワークレシーバーを購入しました。
ハイレゾ音源対応で、Spotify ConnectやAirPlayにも対応しているHi-Fiオーディオプリメインアンプです。
このアンプでハイレゾ音源を再生しようと思うと、USBメモリに入れて直接本体に差すか、DLNAサーバー経由で再生させるという方法になります。USBメモリの方は音源を入れて、差すだけで直ぐに認識されて再生することが出来ました。しかし、音源を購入したときの使い勝手を考えると、DLNAサーバー経由で再生する方法を調べました。
DLNAサーバーは、NASなどにも内蔵されています。オーディオ用のNASになると高価です。パソコン用のNASにも入っているので、それでも良いと思ったのですが、ハイレゾ音源に対応しているかどうかが製品サイトなどからは分かりませんでした。
MiniDLNAをインストールする
そこで、MacMiniを使ってDLNAサーバーを動かすことにしました。MacMiniサーバーには、この記事を書いている時点では、macOS 10.12.5 Sierraが走っています。この上で動くDLNAサーバーソフトを使います。簡単そうなのは、MiniDLNAというものです。MacPorts経由でインストールすることが出来ます。手順は以下の通りです。
(1) port経由でインストールする
$> sudo port install minidlna
(2) 設定ファイルを作る
$> sudo cp /opt/local/etc/minidlna.conf.sample /opt/local/etc/minidlna.conf
(3) ディレクトリの設定とサーバー名の設定。「minidlna.conf」の以下の場所を変更する。
media_dir=A,/path_to_audio_directory
friendly_name=Server Name
(4) 起動用スクリプトを作る。直接起動でも良いのですが、毎回、書くのも面倒なので。次のような内容のスクリプトを作ります。
#!/bin/sh
sudo /opt/local/sbin/minidlnad -f /opt/local/etc/minidlna.conf
音源ファイルを入れる
音源を「minidlna.conf」ファイルで指定した場所にコピーします。フォルダを作って階層構造を作っても大丈夫です。
minidlnadを起動する
先ほど作ったスクリプトで起動します。
DRA-100から接続する
「Music Server」ボタンを押せば、自動的に検出されて接続することが出来ます。
音源が増えたとき
MiniDLNAのDBが更新されないと表示されません。自動更新の設定をしていても、時間になるまで更新されないので、強制作り直しをした方が早いです。強制作り直しは、minidlnadを起動するオプションに「-R」を追加します。