Mail.app 5.1 から Outlook 2011 への移行

Mail.app 5.1 (Mac OS X 10.7.x, Lion のMail.app) から Outlook 2011 Mac版へ移行しようと思って作業を始めてみると意外と大変なことになりました。というのは、Snow Leopard の Mail.app (4.xかな) のときに移行してみたときは Outlook 2011 の標準機能で Mail.app のメールをすべて読み込むことができたのですが、Mail.app 5.x には対応していないようです。いろいろと試行錯誤した結果、この方法で移行できたのでまとめてみました。

[1] Mail.app のメールを出力する

まず、Mail.app のメールデータを出力します。これは簡単です。Mail.app で「受信」を選択して「メールボックス」メニューから「メールボックスを書き出す」コマンドを選択します。画面の指示に従って、出力先のフォルダを選択すればMBOX形式(とはいっても、普通のMBOXファイルではありませんが)で出力されます。
「送信済み」についても同様に出力しておきます。

[2] 書き出したMBOXファイルの拡張子削除

[1]で少し触れたように書き出されたMBOXファイルは実はファイルではなくフォルダです。正確に書くと、「mbox」という拡張子を持ったパッケージになっています。普通のパッケージは、右クリック(もしくは2本指クリック、コントロールキー+クリック)すると表示されるコンテキストメニューの中に「パッケージの内容を表示」コマンドが現れて、このコマンドを選択して開くことができるのですが、「mbox」パッケージは開けません。そこで、拡張子を削除してただのフォルダにしてしまいます。
「Finder」で書き出したMBOXファイルを1つ選択して、「ファイル」メニューの「情報を見る」コマンドを選択します。情報ウインドウが表示されるので、「名前と拡張子」の欄で「.mbox」という部分を削除します。情報ウインドウを使わずに拡張子を削除すると、拡張子を隠す設定に変わっただけで、拡張子は削除されないことに気をつけてください。この操作を書き出したMBOXファイルすべてに対して行います。

[3] Thunderbirdを使用する

Thunderbird というオープンソースのメールソフトをダウンロードしてインストールします。Thunderbird を起動し、そのまま終了します。次にFinder上で、次のディレクトリに移動します。Lionでは、「ライブラリ」フォルダは表示されないので、Optionキーを押しながら「移動」メニューを開き、そこに表示された「ライブラリ」を選択して移動します。
ホームディレクトリ/ライブラリ/Thunderbird/Profiles/XXXX.default/Mail/Local Folders
(XXXX.defaultの部分は英数字になっています)

[4] ファイルを移動する

[2]で拡張子を削除したMBOXフォルダの中を開くと拡張子がない「mbox」というファイルがあるので、このファイルを[3]のフォルダに移動します。このとき、複数のファイルを[3]のフォルダに入れるので、「mbox」というファイル名をわかりやすいものに変更してください。例えば「受信済み」や「送信済み」などにします。

[5] Thunderbirdを起動する

Thunderbirdを起動すると[4]で移動したファイル内のメールが読み込まれます。余談ですが、この時点で Thunderbird に移行できているので、 Thunderbird を使いたい人は、ここで作業をやめて、Thunderbird の設定をしてもOKです。

[6] emlファイルの出力

次に拡張機能を使って普通のMBOXファイルを出力します。Thunderbird で「ツール」メニューから「アドン」を選択します。アドオンマネージャーが表示されるので、「アドオンを検索」ボックスに「mbox」と入力して検索します。「ImportExportTools」が表示されるので「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。画面の指示に従ってインストール後に Thunderbird を再起動します。
再起動したら読み込んでおいたフォルダを Thunderbird のウインドウの中で選択し、「ツール」メニューの「Import Export Tools」の「フォル内のすべてのメッセージをエクスポートする」の「eml形式」コマンドを選択します。画面の指示に従って出力します。

[7] Outlook 2011 に読み込む

Outlook 2011 を起動し、読み込んだメールを入れるフォルダを作成します。フォルダを選択して、空のフォルダを表示しておき、Finder で出力したemlファイルを選択して、Outlook 2011 のメールが一覧表示される場所(空のフォルダを選択しているので空になっている)にドラッグ&ドロップします。メールの件数が多いとフリーズしたように見えますが、時間がかかっているだけなので、強制終了しないように注意してください。例えば、私のMacBook Air (2.13GHz Intel Core 2 Duo, 4GB-RAM) で、5000件ちょっとのメールでも10分から15分程度かかりました。また、添付ファイルなどでメールが大きいと、その分だけ多く時間がかかります。
以上で移行完了です。結構、回りくどかったですがどうにか文字化けなく読み込めました。読み込んだ直後に同じメールが2つずつ存在するという現象もありましたが、アプリを再起動したらなおりました。
なお、少し手順を変えれば、逆に Outlook 2011 から Mail.app への移行もできます。

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