プログラミング的思考力養成研修の講師を務めました

小学校でのプログラミング教育の必修化など、プログラミングやプログラミング的思考が注目を浴びるようになってきました。

そのような中、「プログラミング的思考力養成研修」という研修の講師を務めました。日本経営協会様よりお話しをいただき、私の方で研修の内容から構成致しました。

今回の研修は埼玉県日高市の市役所内会議室において、日高市、飯能市、所沢市、狭山市、入間市の職員の皆様を対象に6時間、午前と午後に分けて行いました。

感染予防のため、少人数にし、マスクを常に着けて頂き、距離を十分に取って頂くようにしました。また、休憩時間を多めに確保しトイレなどで密にならないようにしました。換気についても、1時間以内毎に室内換気を行うようにしました。

研修の内容は思考方法だけではなく、私が日頃業務で行っているソフトウェア開発における設計の手法なども応用し、考え方、言語化、視覚化、伝え方を総合的に学んで頂く内容に致しました。午前中は、基礎知識や言語化を行い、迷路を解くという題材でアルゴリズムの設計を通して、プログラミング的思考及び論理的思考のトレーニングを行って頂きました。グループに分かれて議論しながら迷路を解くアルゴリズムを考案して頂き、アルゴリズムをUMLを使って視覚化して頂きました。それに留まらず、午後の最初に各グループ毎に発表を行って頂きました。

午後は、発表後、身近なメッセージ交換アプリ(皆さんご想像できるかと)の動作を外から分析し、どのようなことを行っているか分析して頂き、UMLのシーケンス図やアクティビティ図で視覚化して頂きました。これを通して、物事を論理的に捉えて分析し、要素に分割し、組み合わせて再構成するというトレーニングを行って頂きました。こちらも各グループに分かれて発表を行って頂きました。

最後に少しややこしく書いたあるカンファレンスの解説文を元に、視覚化するということを行って頂きました。少し大きめで長期にわたる事象を論理的に考えてモデル化するトレーニングです。更に状態遷移という考え方や粒度という考え方を学んで頂き、物事の裏に隠れた要素を浮かび上がらせるということも体験して頂きました。こちらも最後に発表を行って頂きました。

皆様、時間が足りないというくらいに熱意を持って取り組んで頂き、私も時間を少しオーバーしてしまいました。

今回の研修では全体的に以下をトレーニングしていただくことを念頭にして構成致しました。

  • 論理的に考える
  • 視覚化する
  • 発表を通して伝える

UMLを使った表現方法や分析方法も学んで頂き、具体的な手法を学んで頂くことで、今回の研修に留まらず、業務全般に応用できるようにと考えました。

ご興味がある企業様や自治体様は、日本経営協会までお問い合わせ頂けますようお願い致します。

日本経営協会 東京本部

著書紹介

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この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
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Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

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