自分にとってのチケット駆動開発

最近だと主にアプリの開発ということが多いのですが、開発スタイルって色々ありますが、ここ数年、体になじんでいるものに、「チケット駆動開発」があります。
チケット駆動開発は、不具合だけではなく、タスクなども含めて、行う作業を全てチケットとして登録し、チケット単位でコミットを行います。SCMとチケット管理を連携させることで、コードの追跡もチケット単位で行います。
SCMには、Gitを使っているので、チケット単位でブランチを作るようにしました。そのおかげで、コミット自体はチケットの中で細かく行っても良くなりました。
数年、行って、やっと体になじんで、Gitの良さも感じられるようになってきました。最近思うのですが、このチケット管理という手法も語弊を恐れずに言えば、記録が残るということが最も重要な点だと思います。
開発中はチケット単位でタスクが管理されることで、現在の状況が整理されて、視覚化される。開発完了後は、どのように状況が推移していったかが検証できる。次のバージョンや関連する事象が起きたときには、当時はどうだったのか?何を行ったのかが記録に残っている。開発として重要な記録は、どのようなコード変更を行ったかだと思います。
そして、これらが蓄積されると資産になります。最近では、新しい機能の開発中に、影響することを調べるためや、特定のコードに対する理由を調べるのに、過去のチケットを参照することがあります。これも、チケットが蓄積されてきて、価値が出てきたからです。
今日も新しいチケットを登録していて、ふと、こんなことを思いました。

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この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
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Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

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